ベビーサインとは
「ベビーサインって何?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、赤ちゃんと手や指でコミュニケーションを取る方法です。
ベビーサインとは、まだうまく話せない赤ちゃんと簡単な手話やジェスチャーを使って「お話し」する育児法です。1990年代にアメリカで始まり、日本にも2000年以降たくさんのママやパパが実践しています。
BABY SIGNS® ベビーサイン®とは/一般社団法人 日本ベビーサイン協会
第一子の育児で娘が何を伝えようとしているのか悩み続ける私にとって、ベビーサインは娘の気持ちに寄り添えて親子の絆を深める素晴らしい手段でした。
今回は、私が実際に生後6か月からベビーサインを取り入れてきた体験をお話ししたいと思います。
ベビーサインを始めたきっかけ
スーパーで買い物をしていると、お菓子コーナーやガチャポンの前で遭遇するギャン泣きしている子供…
イヤイヤ期に直面する親御さんを見たりイヤイヤ期のエピソードをネットを読むたびに、私にイヤイヤ期の対応ができるのか…と不安に駆られていました…
そんな中でninaruというアプリのオンライン研修でベビーサインの存在を知り、「これなら、娘とやり取りできるかもしれない」とぼんやり感じたんです。
…といいつつも最初は実際に娘がやってくれるのか半信半疑でした笑
ただ、イヤイヤ期が自己主張の現れと知って、少しでも娘の考えが分かれば、娘の気持ちを尊重しつつ代替案を出すなど対応しやすくなるのではとも思って。
そこで娘の育児にベビーサインを取り入れてみることにしました。
初めての挑戦とその成果
ベビーサインに取り組み始めたのは、娘が生後6か月の時。
一度にたくさんやっては、娘も混乱するだろうし私も三日坊主になるかもと思って、「おっぱい」「もっと」「交換(着換え)」の3つからスタートしました。
最初は手元すら見てくれませんでした。
「本当に意味があるのかな…まだ早かったかな…」と心配しましたが、娘をとにかく信じて毎日コツコツと実践。
そして、1歳0か月になった頃、何の前触れもなく突然「おっぱい」のサインを自分から出してくれました!
その時の反応は本当に感動的で、今もはっきり覚えています。
あまりに突然だったので心底驚いていたのですが、その気持ちを抑えて「おっぱいね」とサインをしながら笑顔で言うと、娘は高い声で「きゃー!」と声を上げて、満面の笑みで私に抱きついてきました。
娘を信じ続けた6か月間の努力が実を結んだときでした。
ベビーサインを使って得られたこと
ベビーサインのおかげで、我が子との意思疎通がよりスムーズになったのは本当に有り難いですが、それ以上によかったなと思ったことがあります。
それは、娘自身も自分の気持ちを表現できることに満足している様子が見られたこと。
自分からベビーサインをするようになってから、表情がより豊かになり、毎日声を出して笑ってくれるようになりました。
そして、自分の考えを伝えようと声や手で必死に表現するようになりました…!
娘はもともと大人しいタイプの子でした。
外出先ではほとんどグズらず「手のかからない子ね」と言われることもしばしば。
おもちゃで遊んでも手遊びをやってもお散歩に連れ出しても、ニヤッと笑うくらいで…声を出して笑うことはそんなに多くない印象でした。
その娘が、初めて「おっぱい」のベビーサインをしてから1か月半でこんなに気持ちをのびのびと表現してくれている姿を見ると、「続けてよかった」と実感しています。
ベビーサインに取り組むためにおすすめの本
ここまで読んでいただいて、ベビーサインをやってみたい、実際のベビーサインがどんな風なのか見たいと思った方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、ベビーサインを始めるにあたって参考になった本をいくつかご紹介します。
初心者でもわかりやすく、サインを日常に取り入れるためのヒントが満載です。
『ベビーサイン図鑑 簡単なジェスチャーだけで、2歳児以下とも双方向コミュニケーション!』吉中みちる(著)・Gakken (2025/8/8)
ベビーサインに関する書籍の最新版!
ベビーサインに関連した近年の研究成果や成長発達についての解説からベビーサインの教え方、写真付きのベビーサインの紹介がぎゅっと詰め込まれた珠玉の一冊です。
基本からじっくり学びたい人、一冊で完結させたい人におすすめ。
電子書籍で読みたい場合はkindle版があります♪
『今すぐできる かんたんベビーサイン』吉中みちる(著)・遊タイム出版 (2013/2/28)
1ページあたりほぼ1サインとベビーサインの実際がメインの内容で139語のベビーサインが収録されています。
一読する前にやってみたいベビーサインだけ確認できる手軽さが有難い一冊!
『マンガでわかるベビーサイン』吉中みちる著・主婦の友社 (2019/9/26)
ベビーサインを使った日常のやりとりが4コマ漫画で多数紹介されています。
ベビーサインを気軽に知りたい人におすすめです。
育児で疲れたパパママさんの息抜きタイムにも是非!
巻末には漫画で出てきたベビーサインをまとめて紹介しているページもあるので、日々の実践にも使えます。
まとめ
ベビーサインは、赤ちゃんとのコミュニケーションを豊かにする素晴らしい方法です。
ベビーサインをやってくれるようになるまで時間はかかりますが、日頃の育児の場面に少しずつ取り入れてコツコツ続けていくことで成果が現れます!
これから始める方々にも、ぜひ試してみて欲しいと思います。
私は今も娘とともにベビーサインを実践中なので、進展が見られたらまた投稿していきますね!
コメント